取り留めの無い話 その29
心が痛くなるニュースが多い、本当に。
世界の文明が進めば進むほど陰湿に、残虐に、狂気的に、容赦無く自然も、誇り高き文化も、そして人の心も身体も呆気なく壊れていく、そして壊されていく事が当たり前の世界に変わってしまった、否、それとも単に其れ等が目に付きやすくなっただけなのかは、今となってはもう分からないけれど。
あまりにも残虐なニュースを知り、当然ながら絶句するし心が痛いし悲しい気持ちにもなる。
でもそのニュースを知っても、若しくはその場に偶然出くわしても、何故か他人事というかリアルさが欠けている感覚というか、そう、何処か
『自分の身には絶対に起こり得ない事』
として自動的にそう思い込む、自分の都合の良い様に思考を書き替えているような恐ろしさ、そしてそういう事を自覚していない奴等がその現場に自分のスマートフォンを向けて、いとも簡単に全世界に拡散していくのだろう。
弱い人間は自分よりも更に弱い人間を叩きのめすのが当たり前なのか?それが常識なのか?
ただただ、やり切れない。。
音楽でこの壊れていく世界を救う事は多分出来ないと思う。
でも誰かの歌が誰かの心をほんの少しは救う事が出来るかもしれない、少なくとも、
だから私は今此処に立っているのだ。