思考回路断線中

ある時は【野田サリー、砂上の楼閣、アナベル・リー】という3つのバンドに所属するバンドマン。ある時は【RYT200】の資格を持つヨガインストラクターの卵。二進も三進も行かないながらも『今』という瞬間を生きるエツという1人の人間の人生模様を綴っています。

『生きる長さ』について

GANG OF FOURのギタリスト、アンディ・ギルが亡くなった。

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GANG OF FOURの1st『Entertainment!』はポストパンク史上に残る名盤なので、聴いた事が無い人は是非聴いてみて欲しい。

 

このレコードは自分が高校生になってバイトで稼いだお金で買ったもの。確か5,000円くらいだったかな、ちょっと高めだった。ターンテーブルにこのレコードを乗せて針を落とした時の興奮は今でも忘れられない。

 

昨年10月には来日公演があったけれど色々忙しくて見送ってしまった。その時に『もしかしたらコレが最後の来日では?』と一瞬思ったんだけど。いやきっとまた来てくれるだろうと。

 

残念ながら本当に最後となってしまうとは。。

 

アンディ・ギルは64歳で人生を終えた、正直な話、今の時代では64歳なんてまだまだ若い、彼はこの64年という短い生涯で世界中の著名なミュージシャン達に大きな影響を与えた、きっとまだまだやりたい事もあっただろう、ニュースによると【彼は病院のベッドに居ながらも次のツアーを計画し新しいレコードを出す為に制作中の音源を聴いていた】という。

 

よく『亡くなるにはまだ早過ぎるよなぁ』って言う人が多い、私も一瞬そう思ってしまいがちだけど。

 

でもきっと『人の生き死に』には遅いも早いも無い筈で。

 

デヴィッド・ボウイが亡くなった時も思ったけれど最後の最後まで『生粋のアーティスト』として生きたまま生涯を終える事が出来る人ってのは本当に数少ない。私はアンディ・ギルに対してもそんな風に思う。

 

私はただ音楽が好きでバンドをやって、そんな中でアンディ・ギルを知って彼の作品を何度も聴いて感動して。

何年生きたかが重要じゃなくて、如何に自分と向き合って真剣に己の人生を突っ走るか。

 

『あぁぁぁぁーアレもコレもまだまだやりたい事が沢山あったのになぁ!!』

 

そんな風に思いながら生涯を終える事が実は最高の幸せなんじゃないか?って、そんな事を考える、だから、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだまだ生き抜くぞ。