真夜中の呟き その5
拭いきれない切なさとか
行く宛てのない悲しみとか
常に頭ン中を支配する虚無感とか
消える事の無い喪失感とか
確実に近づいてくる絶望感とか
延々離れる事の無い孤独感とか
暗闇の中でボンヤリと 一点の光
一瞬だけ見えた気がして
力を振り絞って 其の光の方へ向かう
でも、果てしなく、遠い
全くもって 辿り着ける気がしない
もし辿り着いたとしても
其処には一体何が在るっていうんだろう
でも、
今はただ、そこに向かう事しか
生きる術を、知らない。