決別
先日、久し振りに丸一日予定が無かったので部屋の掃除をしてたんだけど『部屋掃除あるある』で、昔の写真が出てきたから掃除ほっぽり出してついつい夢中になっちゃうってやつね。
私はニコッて笑うのどうも苦手で大体顔が引きつっちゃって何だかなぁなので、こんなにニコッてしてる写真は正直珍しいなぁと思って思わずジーッと見てしまった、、
(自分的にはコレでも相当ニコッてしてる方)
いつ頃の写真か調べたら自分にとって最低で最悪な時期を、ほんの少しだけ抜け出た頃。
だからこんな笑顔なのかな。
ガサゴソやってたら手紙や年賀状も出てきて、あぁ昔はこういうのマメにやり取りしてたよなぁって。今は気軽にSNSでやりとり出来るから手紙や年賀状なんて時代遅れだけど、筆跡や筆圧で『あ、あの子の字だ!』ってわかるのって何だか良いなぁって思う。
そしてその手紙や年賀状達を全て処分した。
この先、その手紙や年賀状を出した主とは会う事はきっと無いだろうし、縁があったらまた出会うかもしれないし。
思い出にドップリ浸かるのは多分自分がいつか死ぬであろうその瞬間だけで良いかなって、今はそんな時間が勿体無いと感じるから。
そう考えると砂上の楼閣で作った『決別』はそういう今の自分を象徴するような曲だなぁって今、気付いた。
何気ない事、楽しい事、嬉しい事、もっと広く言えば辛い事も悲しい事も
自分が当たり前だと思っていた『日常』は案外突然に、そして呆気なく終わって。
そんな日は必ず誰のもとにも訪れるはずなのだけれど当の本人はその瞬間まで気付かない場合が、もしかしたら多いのかもしれないな。
だからさ、それじゃあ全てが遅過ぎるって事もあるから気を付けなくちゃね、
そこのアンタ。