『屍』について。
先日フと真夜中テレビつけたら
とある復元納棺師さんのドキュメンタリーをやってて。
ボロボロになったその遺体にお化粧をしてお洋服を着せて。
修復された遺体は皆、安らかな微笑みを浮かべた表情になって。
最愛の家族を失った方々との最後の対面をボランティアで手助けをしたんだそうだ。
きっと自分が死んだかどうかも
分からぬ状態であっただろう
そうやって亡くなった方々の尊厳を
その納棺師さんは守り抜いたという事について
自分は切なくて苦しくて
心を掻き乱されたり温かくなったり
時間は有限で
今という時間は今しか無くて
私という私が生きている瞬間は
正に今だけであり
だからこそ
適当に流されて生きるなんて
生半可な感情で生きるなんて
なんて勿体無い事なんだろうって
思う。
そんな事にも気付かない
心が行方知れずの君。
本当に可哀想ね、
今を、生きて。