『バンドは水物』という事について。
有難い事に最近は自身のバンド『砂上の楼閣』やソロ活動『嗚咽民』のライブオファーが増えてきまして。。
頑張らないとな。
今年、砂上の楼閣はアルバムをリリースするし、自由気ままに活動中の嗚咽民も何だか忙しくなってきたので一層気合が入ってる。
『バンドは水物』
よくそんな言葉を耳にします。
確かにその通りで、最近まで当たり前に活動してたと思ったらメンバーが脱退したり、突然解散したり。
特にこのコロナ禍でそんな事がかなり増えたよな。。
『好きなバンドがいつ観られなくなるか分からないから行ける時は行こうね』
みたいな呟きも見かけるけど
そもそも会いたきゃ、音を聴きたきゃ、自然と頭と身体がそっちに動く訳でさ?
(そりゃ仕事で無理な時もあるけど)
自身のバンドがそうならないって事は、まだまだ努力や魅力が足りんのだなぁ、よっしゃ、と燃えるわけですよ…笑
私は『自分がこの瞬間に生きた証』を残したくて音楽をやってる。
凄く曖昧な理由かもしれないけど、でも自分の中ではハッキリとしている理由だ。
だから簡単にやめるつもりは一切無いし
色んなモノを捨てて色んな覚悟をして今に至る。
とは言え、バンドというモノは自分以外の人間が複数集まって共同作業をして音を構築して作品を作り上げていく訳で。
『バンド楽しそうで良いよね〜』なんてよく言われるけど、正直、楽しいだけでは成立しないし、思うようにいかない事の連続だ。
過去に自身も沢山バンドをやってきたけれど
自分のエゴをメンバーにゴリ押ししたり告知もロクにやらない言われた事しかやらない言われた事もやらない自分の意見は面倒だから言わない何のためにやってんのみたいな屍的な奴とか厳し過ぎてメンバーのやる気を奪ったりライブ前に飛んだり突然ブチギレて収集つかないとかお金が掛かるしただただ酒飲んでライブやりたいだけで対バンのライブ観ないバンマスとか…もう…もう…もう…
色々ある訳ですよ…
(※あくまでも過去にやってたバンドの話です)
だからね、技術も才能は勿論必要なんだろうけど結局は人間関係、信頼関係、そして音楽への情熱が大事なんだろうなぁって私は思う。
いくら技術あったって、メンバー同士の心の繋がりなくしては何も生み出せないもの。
だから今やれる事はしっかりやらなくちゃ。いくらやっても自分が死ぬ時は色んな後悔をするだろうけど、でも出来る限り『あの時やっとけば良かった』という後悔が無い様に。
本当にバンドは奇跡みたいなものだね。
何故急にこんな事を長々と書いたんだ私?と考えたらそっか、今月って一年前に元バンドメンバーが死んだ月だったなぁって思い出した、
天国でも良い音鳴らしてるかなぁ。