思考回路断線中

ある時は【野田サリー、砂上の楼閣、アナベル・リー】という3つのバンドに所属するバンドマン。ある時は【RYT200】の資格を持つヨガインストラクターの卵。二進も三進も行かないながらも『今』という瞬間を生きるエツという1人の人間の人生模様を綴っています。

『生き様』について。

随分前の話だけど、一時期とあるバンドでサポートとしてベースを弾いていた。

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(本文とは全く関係の無い素敵な桜の写真をお届けします花見したい)

 

誘われた時は少々忙しかったのもあってあまり乗り気ではなかったのだが知り合いの方からの誘いという事もあり、、とりあえず1回ライブやってみるかぁ、、というノリで。

 

そのバンドは随分前に解散していて、とあるキッカケで活動を再開。元々3ピースだったんだっけかな?だけどベースを担当していたA氏は諸事情により既に亡くなっていた。

 

ラフに録音したであろう音源を聴きながら何とか耳コピし、実際スタジオで合わせたら『あいつはそんな弾き方してなかったなぁ〜』等、全く悪気は無いんだろうけど正直ムッとした事もある。

 

でもいつの間にか妙にハマっている自分に気付いた。

 

そもそもA氏はいわゆる『天才肌』の人なのかなと思う、ベースラインも歌詞の内容も本当に独特で、この人すげぇカッコいいなぁこの人何者なんだろう、、うんたらかんたら、、と曲を聴けば聴くほど実に興味深いし、だからこそ会う事が出来なくて本当に残念に思う。

 

どんな環境で生まれ育ったのか

普段はどんな人だったのか

どんな音楽に感銘を受けたのか

そして

この世から旅立つ間際は一体どんな事を考えていたのか

 

聞いてみたかった話が山ほどあるのに。

 

暫くの間すっかりこの事を忘れてたのについ最近その人を急に思い出して

 

私は

 

短い人生を一瞬で駆け抜けていった会った事もないあの人の『生き様』を少しでも表現する事が出来たのかしら

 

でも誰かが其れを完全に表現する事は無理なのだ何故ならあの人はあの人以外の誰でもなく彼の代わりは世界中探したって何処にも居ないしこの先ずっと現れる事は

 

決して、無い

 

そんな数少ない、私が尊敬する人の『生き様』にほんの少しだけど触れる事が出来て良かったなぁと今更ながら思った今日。

 

そしていつの日か、天国か地獄かわからないけど、もしも会えたらお礼が言いたい。

 

きっとその瞬間は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだまだ先だと思うけどね。