2019-03-11 紡ぐ言葉 どれだけの言葉を紡げば この世界に存在する 私の知らない誰か達に 何かを伝える事が出来るだろう。 有り余る時間と 腐敗した退屈と 無駄に駆け巡る不安と 行き場の無い寂しさと 儚過ぎる誰かの思考と 言葉にならない言葉と 言葉に出来ないもどかしさと 見るに耐えない傲慢さと ただただ、無力な己と。 ガリッと鼓膜と抉る不快な声、 そして、耳障り極まりない会話、と。 断片的に見え隠れする情景を前に 考える事、及び感じる事を止めた時。 其れが、 終わりの、始まり。